当院の一般内科
よくある「風邪」のほか、主に「生活習慣病(高血圧・高脂血症・高尿酸血症・痛風・糖尿病・骨粗しょう症など)」を診察しています。
風邪症状

風邪で来院された患者さまには、西洋医学と漢方治療、両方の見地からより適切な医療を選択し、ご提供します。 風邪の原因の7割以上はウイルス感染であり、多くの方が発熱し、体力を消耗します。その発熱に対して解熱剤や消炎鎮痛剤で症状を抑えるというのが西洋医学の治療です。これは、圧倒的に多い「早く治したい」というご要望を叶えるものです。 一方、自身の免疫力を重視する漢方では熱を病気に対する反応熱ととらえ、西洋医学とは逆に熱を引き上げることで免疫力を活性化させて病気を治していきます。風邪のひきはじめに用いられる代表的な薬には「葛根湯」「麻黄湯」「桂枝湯」などがあります。 「仕事や重要なイベントがあるから早く治したい」、または「できる限り自分の力で治したい」という、どちらのご要望にも沿うことができます。 なお、すべての患者さまに必ず漢方薬を飲んでいただくというわけではございません。「漢方は苦手」などご本人の声をしっかり承り、治療に取り入れていまいります。
生活習慣病

生活習慣病は、血圧や血液検査、骨密度などの各種データの規定範囲を超えたことを異常として病名をつける、西洋医学的な病気です。そのため薬も西洋医学のものが中心となります。 生活習慣病は、加齢や体質により、身体の器官がもろくなり、重大な病気の危険性が今後増していく可能性はあるが、自覚症状はない状態です。やがて、血管がもろくなることで起こる「脳梗塞」や「心筋梗塞」、骨がもろくなる「骨粗しょう症」などに繋がってしまいます。 つまり、病気の一歩手前・病気になる前の「未病」の状態を改善するのが重要です。先々のリスクを回避するために、当院では、病気になる前の「今から行える」身体のメンテナンスや改善のためのアドバイス・治療を行います。 生活習慣病の主な原因は食事内容と運動不足です。当院には土地柄、40~60代の現役世代の方が多くいらっしゃいますが、仕事の忙しさなどを理由に、外食や手軽な弁当・惣菜で食事を済ませ、それとともに「運動する時間がとれない」という方も多くいらっしゃいます。そのため「食事」と「運動」を2本柱に、生活習慣病を予防・改善するアドバイスを行っております。 重大な病気にかかり、思うように動けなくなってしまっては、人生を楽しめません。当院では、生活習慣病の予防と治療を通じて、健康長寿をまっとうする理想的な「ピンピンコロリ」をサポートします。
健康診断など
当院は、次のようなさまざまな検査にご対応しております。
- 胃・十二指腸内視鏡検査
- 大腸内視鏡検査
- 腹部超音波検査
- 血液検査各種
- 心電図
- 腹部・胸部レントゲン撮影
- 尿・便検査 など
また、福岡市が行っているがん健診や健康診断「よかドック」などにも対応しております。その他、各種抗体検査やワクチンなども受け付けております。
福岡市が行っている健診 ※令和5年3月現在
胃がん検診/¥1,800 (税込)
福岡市在住で、勤務先などで検診を受ける機会がない満50歳以上で今年度の年齢が偶数の方が対象です。70歳以上は無料です。当院では内視鏡検査(胃カメラ)での検査になります。
大腸がん検診/¥500 (税込)
福岡市在住で満40歳以上の方が対象です。70歳以上は無料です。ご自宅で2日間便を採取し、その中に血液が混ざっていないかを検査します。
前立腺がん検診/¥1,000 (税込)
福岡市在住で満55歳以上の方が対象です。2月・10月のみの実施です。血液検査となります。
よかドック/¥500 (税込)
福岡市国民健康保険にご加入の満40~74歳の方が対象です。身長・体重・腹囲計測・尿検査・血圧測定・心電図検査・血液検査をいたします。受診は1年度に1回となります。
よかドック30/¥500 (税込)
今年度中に満30~39歳になり、職場などで同等の健康診断を受ける機会のない福岡市民の方が対象です。身長・体重・腹囲測定・尿検査・血圧測定・問診・血液検査をいたします。受診は一年度に1回となります。
各種健診に関する料金表※令和5年3月現在
健康診断
基本料金(問診、診察、身長、体重、視力・色覚検査、診断書発行) | ¥2,800(税込) |
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検尿 | ¥500(税込) |
胸写 | ¥1,000(税込) |
心電図 | ¥1,000(税込) |
聴力 | ¥500(税込) |
血液検査 | ¥1,100(税込) |
HbA1c(糖尿病) | ¥1,100(税込) |
色覚検査(別途記載が必要な詳細な検査) | ¥1,000(税込) |
抗体検査に関する料金表※令和5年3月現在
任意検査になりますので、保険適応はなく自費の検査になります。すべて正確なIgG法で実施します。
診断料 | ¥2,200 |
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風疹(三日はしか)検査 | ¥1,600(税込) |
麻疹(はしか)検査 | ¥1,600(税込) |
水痘(みずぼうそう)検査 | ¥1,600(税込) |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)検査 | ¥1,600(税込) |
A型肝炎ウイルス抗体 | ¥500(税込) |
B型肝炎ウイルス抗原 | ¥1,000(税込) |
B型肝炎ウイルス抗体 | ¥1,000(税込) |
C型肝炎ウイルス抗体 | ¥1,000(税込) |
※抗体検査は「診断料+検査料」となります。診断書をご希望の場合は別途¥500が必要です。
※診断料は1回の検査につき1回料金がかかります。
例えば1回の検査で「麻疹」と「風疹」を検査した場合、¥2,200 + ¥1,600 + ¥1,600 =¥5,400となります。
各検査のメリット・デメリット
風疹(三日はしか)検査 | – メリット 妊婦さんに罹患すると先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれてくる可能性があるため、抗体の有無を調べ、予防することができる。 – デメリット 自費診療のため、保険適用外。 |
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麻疹(はしか)検査 | – メリット 感染力が強い疾患のため、検査をすることで、感染を防ぐことができる。 – デメリット 自費診療のため、保険適用外。 |
水痘(みずぼうそう)検査 | – メリット 感染が疑われる場合、検査をすることで、周囲への感染を防ぐことができる。 – デメリット 自費診療のため、保険適用外。 |
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)検査 | – メリット 抗体を持っているか調べることができる。 – デメリット 自費診療のため、保険適用外。 |
A型肝炎ウイルス抗体 | – メリット 陽性だった場合、すぐに治療を行うことができる。 – デメリット 自費診療のため、保険適用外。 |
B型肝炎ウイルス抗原 | – メリット 陽性だった場合、すぐに治療を行うことができる。 – デメリット 自費診療のため、保険適用外。 |
B型肝炎ウイルス抗体 | – メリット 陽性だった場合、すぐに治療を行うことができる。 – デメリット 自費診療のため、保険適用外。 |
C型肝炎ウイルス抗体 | – メリット 陽性だった場合、すぐに治療を行うことができる。 – デメリット 自費診療のため、保険適用外。 |
風疹(三日はしか)検査のメリット・デメリット
– メリット
妊婦さんに罹患すると先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれてくる可能性があるため、抗体の有無を調べ、予防することができる
– デメリット
自費診療のため、保険適用外
陰性(抗体がない)の場合、ワクチン接種も当院で可能です
麻疹ワクチン | ¥6,800(税込) |
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風疹ワクチン | ¥6,800(税込) |
水痘ワクチン | ¥10,500(税込) |
流行性耳下腺炎 | ¥6,800(税込) |
麻疹・風疹混合ワクチン | ¥12,600(税込) |
※ワクチンの接種証明書 | ¥500(税込) |
※取り寄せになりますので2日前までにご連絡ください。
※福岡市の定期予防接種としてのワクチン接種は行っていません。ご了承ください。
各ワクチン接種のメリット・デメリット
麻疹ワクチン | – メリット 1回の接種で95%の確率で麻疹ウイルスに対する免疫獲得することができる。 – デメリット 発熱、鼻水などの症状や、注射部が腫れる場合がある。自費診療のため、保険適用外。 |
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風疹ワクチン | – メリット 1回の接種で95%の確率で風疹ウイルスに対する免疫を獲得できる。 – デメリット 発熱などの症状が見られる場合がある。自費診療のため、保険適用外。 |
水痘ワクチン | – メリット 1回の接種で100%に近い確率で、重症の水痘を予防することができる。 – デメリット まれに、発疹やじんましん、かゆみ、発熱などの症状が見られる場合がある。自費診療のため、保険適用外。 |
流行性耳下腺炎 | – メリット おたふく風邪にかかった際の重度の合併症を予防することができる。 – デメリット 接種後2~3週間後、まれに耳下腺が腫れたり、嘔吐、咳などの症状がでることがある。自費診療のため、保険適用外。 |
麻疹・風疹混合ワクチン | – メリット 1回接種で95%の確率で免疫獲得ができる。2回接種で97〜99%以上の免疫獲得が期待できる。 – デメリット 発熱や発疹をともなう場合がある。 |
流行性の高いインフルエンザや肺炎球菌のワクチン接種も行っております
インフルエンザワクチン | ¥3,500(税込) |
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肺炎球菌ワクチン | ¥8,400(税込) |
※肺炎球菌ワクチンは予約制となります。詳細はお電話 092-559-5211 にてご連絡くださいませ。
各ワクチン接種のメリット・デメリット
インフルエンザワクチン | – メリット インフルエンザにかかった場合、重症化を予防することができる。 – デメリット 接種部分に赤み、腫れ、痛みが生じる場合がある。発熱、頭痛、倦怠感を伴う場合もある。 |
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肺炎球菌ワクチン | – メリット 肺炎を予防できたり、罹患しても軽度で済むなどの効果がある。 – デメリット 接種部分に赤み、腫れ、痛みが生じる場合がある。発熱、頭痛を伴う場合もある。 |
お知らせ

福岡市は平成26年10月より、高齢者肺炎球菌ワクチンの予防接種費用の助成を始めています。対象者が年齢によって限られています。 詳しくは以下の福岡市のホームページをご覧いただくか、福岡市保健福祉局健康医療部保健予防課 (092-711-4270) に直接お問い合わせください。
詳しくは下記へお気軽にお問い合わせください
連絡先 092-559-5211
FAX(092-559-5212)やメール(お問い合わせフォーム)でも受け付けております。