内視鏡検査に対して不安のある方には鎮静剤を用い、心身リラックスした状態で検査をする場合もあります。もちろん鎮静剤を使わない検査も承っておりますが、「苦しそうだから」「怖いから」といった理由で、「鎮静剤を使ってほしい」という方が少なくありません。
ただし、鎮静剤を使用することにもリスクが伴います。具体的にいうと、感覚を麻痺させることで「心肺に強く作用し、呼吸が止まってしまうことがある」「痛みに反応しないため、検査で痛みがあることに気づけない」「感覚の戻りが遅く、転倒してしまうことがある」などの危険性です。
医師と患者さまの双方にメリットがある反面、副作用や危険性もあることから、鎮静剤の使用は慎重になる必要があります。
当院では、鎮静剤の使用に対して、ガイドラインを遵守し、安全かつ万が一のことも想定した体制で検査を実施しています。